avexの依田会長って、日本レコード協会の会長さんらしいね。

なるほどな。と陰謀説に天秤がゴキっと傾いたBar姐です。
ところで今更なんですけど、今回の著作権法改正でレコード会社が得る権利は、一般に外国では「輸入権」と言われています。
これが使われれば、日本の音楽家の著作権を保護することに...なるの貝？

  • 日本で3000円で売っているCDが中国・韓国等では1000円かそこらで売られている

ちゃんと説明しとくと、現在、ドンキホーテなどで安売りされている日本ミュージシャンのアジア盤CDがあるわけです（還流CDといふ）。
で、そういう主にアジアから流れてきている（クドいが海賊盤じゃないょ）還流CDに対して、やめろという権利。
つまり

　　　　還流CDからの著作権ライセンス＜国内生産CDの著作権ライセンス
　　　　よって還流CDを取り締まって、国内生産のみ販売＝日本ミュージシャンの権利保護

だそうで。でも、ここでもう変だよね。

  • なんで、1000円かそこらで売っていても利益が取れるのに、日本では一律3000円なわけ？
  • それは、日本に世界で唯一（ほんとょ）再販価格維持制度というのがあるからです。

くわしくはここ。
http://homepage3.nifty.com/machina/c/c0011.html
『バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳』

　この制度の上にあぐらを書いて、レコード業界は延々と高い物を売りつけていた訳です。20年も前から公正取引委員会が、この制度はおかしいという意見を出しているにもかかわらず、「法律で規定されてるんだから合法だ」と殿様商売続けてきたのね。

　「アジアでは海賊盤が横行してるから、輸出CDは安くしないと売れないんです」なんて論法に騙されないように。

なんでそのツケを日本の消費者が払わなきゃならんのだ。日本人なめんな。でFAですからね（ΦωΦ#）＜怒

　話が逸れた。誤解の無いように書いておくけど、再販制度っていうのは、「価格を下げちゃいけない」ってことではないです。
物が売れない...当たり前ですね。不況なんだから。そこで、色んな会社がそれぞれの努力をして、売上を達成しようとしてきました。その一番大きいものは、値段を下げるということでした。
CD売る側って、どこの会社でもやってるこの営業努力をしてないんだょ。再販制度を盾にとって。
マックのバリューセットが500円、牛丼（ぇ）が280円で買える今日日、未だにCDアルバムを3000円かそこらで売りだしているわけ。
ついでに言うと、洋楽の売上はほとんど落ちてません。ガクガクっと落ちてるのは、邦楽、言っちゃうとJ-POPだけね。
この原因だってちゃんとあるさ。（私見だけど）

  1. 価格価値の面で携帯に負けた。
  2. 新譜、デビューが減った。要するに新人発掘の努力をしてない。
  3. タイアップしすぎて、「お気に入りの2〜3曲のためにアルバム買うのが馬鹿らしい」ライトファンを乱造した。

1.と2.は今度ちゃんと書くけど、ここでは3.について。飽きたらポイな人たち相当いるよね。
ちなみに浜崎あゆみのCD、今いくらで買えるかしってます？980円とかで買えるのさ。当然、中古だけど。ワゴンにごろごろ転がってる。500円足らずで買えるのもあって、B'sとかGack（いかんいかん。これはリストしたミュージシャンを否定してるわけじゃないんです。）以下略。
これって結構ヤバい事態だと思うんだけれど。要するに飽きたらポイでいいやっていうファンが増えちゃったんょ。
凄く歪んだメガネで物を見れば、こういうのは

  • 発売日に買ってきてリッピングして、ライナーカラコピして中古CDショップへGo

なんて見方もできるけど、そんな悪質な人はそれほどいません。それより普通に、『飽きたからもういいや』系のファンが如何に増えたかってことが問題になるはずなんだな。

「リスナー総犯罪者」みたいな見方をいくらマスコミつかって宣伝しても、その上で技術的に問題だらけの偽者（CCCD）を売りつけようとしても、『価値が無いものは売れないし、すぐに捨てられる』っていう現実からはもう逃げられない訳。

あ、断るけど海賊盤のことじゃないょ？あの粗悪なコピーじゃなくて、正規の海外盤。

http://sound.jp/stop-rev-crlaw/index.html
『海外盤CD輸入禁止に反対する』
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/references/index.html
上ページより参考資料
http://copyrights.livedoor.biz/
『私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入ＣＤ規制に反対します』

　要するに、国内で洋楽CDなんかの並行輸入盤を1800円とか2000円で売られると、日本で作ったCDが3000円で売れなくなると。ここんとこCDの売上もしょっぱいし、PCによる違法音楽データの作成についてもかなり宣伝できたし、この辺で全部とっちめて国内盤のCCCDだけを今までどおりの高値で売ってやろうと。そう考えた人が法律作って、いつのまにか参議院通っちゃったらしいです。クマッタね。

ええ上の記述は...あながち暴論でもないんですが厳密に正しい記述でもないので、一応興味があったらリンク先で色々読んでくださいな（爆汁

　まあ暴論でもないのは、最初は
「アジアに正規輸出されて、安く売られているCDが逆輸入で安売りされている。著作権者の保護を考えてこれ（還流盤という）を止めさせる権利を法で規定する」
という話だったのが、参議院を通るか通らないころに
「いやこの法律は還流盤じゃなくて、輸入盤にも適用できる」なんて話になってて、
さらにその後になって、事前に出されていた全米レコード協会の
「並行輸入は悪いものだから、やめさせろ」っていう公式見解というか申し入れが流出してきちゃったんですね。
http://www.satokenichiro.com/entamehonyaku.htm
『RIAA（全米レコード協会）のパフリックコメント翻訳』

またリネさぼっちゃったな（TT

　おはです。リネ2日記じゃなくなって久しいBar姐でございますが、まあそんなことしてる場合でもなかったので...（言い訳だじぇ）

　書くのが面倒なんでWinny日記なんかして誤魔化していたんだけれど、しょがないから書きます。
実は今、輸入盤のCDが法律で規制されそうになってるんですよ。

あ、民主党が何かやってました。著作権法で

http://www.satokenichiro.com/entamep2p.htm

エンタメ議員とかいう聞いたこと無い呼称の人たちの集まりがあるようです。で、今回の事案についてメールを募集し、公開しているらしい。（一応全部読みましたょ。はい）
ちなみにこういう市民の声を吸い上げて何か形にしてくれるんでしょうね。きっと。
ただただ、パフォーマンスでないことを祈ります。宜しくお願いします。